100均で簡単!仔猫のノミ・ダニのチェック【 動画解説あり 】
猫のノミ・ダニを簡単にチェックする方法
室内猫でも、ノミ・ダニの悩みを持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか?
確実にいる場合は動物病院に連れて行けばいいのですが、いるかどうかの判断がつかないときは、まずは家でチェックしたい。という飼い主さんの本音も分かります。
そこで、今回は動画も交えて、お家でノミ・ダニをチェックする方法を伝授します。
そもそも猫のノミ・ダニってそんなに危険なの?
ノミ・ダニなんて大体の猫にはいるよね?そんなに目くじら立てて…という方もいますが、動物病院として、結論を言うと、やはりノミ・ダニはいないにこしたことはありません。
確かに、子猫や老猫でなければ、ノミ・ダニに血を吸われること自体で危険なほど失血する可能性は低いです。
しかし、猫が痒みや、体中にカサブタが出来るストレスを抱え続けることを想像してあげてほしいなと思います。
痒みでくつろげない生活、つらいですよね。
ノミ・ダニが媒介する病気が怖い
また、最も怖いのはノミ・ダニが媒介する病気です。
猫がノミ・ダニを飲み込むことで寄生虫(いわゆるサナダムシ)に感染する可能性も高いです。
こうなると、下痢や、嘔吐も症状として現れてくることもあります。
また、非常に怖いのは、SFTSウイルスを媒介するマダニに咬傷されたときです。
このウイルスを保有するマダニは、まだ観察事例はそれほど多くないのですが、ウイルス自体が非常に危険です。
日本でも36都道府県で、SFTSウイルスの感染報告があり、人の死亡例もありますので、やはり犬猫のノミダニ対策は行うべきといえるでしょう。
仔猫のノミ・ダニチェック方法
それでは、今回はノミ・ダニのチェック方法を学んでいきましょう。
仔猫の耳掃除の実践動画
チェック方法が学べるだけでなく、子猫に癒されますね。
準備する物
まずは、ノミ取り櫛と、ティッシュを準備しましょう。
この、ノミ取り櫛は100均ショップでもご購入いただけます。家に一つあると安心かと思います。
ポイント①ノミ取り櫛で体表近くの毛を梳く
全身を櫛で梳かしながら、被毛と露出した皮膚を繰り返し、梳かしましょう。
特に注意してチェックするべき場所は、体温が高い部分です。具体的には、
首の後ろ、しっぽの付け根、脚の内側の三か所です。ノミはこういった場所を好んで隠れ場所にします。
ポイント②よごれがひどい時or耳垢が黒い時は病院へ
実際に生きているノミは見つからなくても、ノミの卵や糞は見つかるかもしれません(黒っぽい粒粒です)。
何か怪しいものを見つけたら、濡らしたティッシュの上に乗せてみましょう。ノミの糞は血液を含むため、黒くなります。